HDDは最初にフォーマットしてから使用します。フォーマットには物理フォーマットと論理フォーマットがあります。これは単に初期化するだけでなく、トラブルが起きてしまった(データが読み出せない、OSが起動しないなど)HDDに対して使えば復旧できる場合があります。
よくPC雑誌やWebサイトで「HDDが動かなくなったらフォーマットしてみよう」と解説されているのも、そのためです。
物理フォーマットとは、記憶できる最小単位を整理することで、土地でいえば分譲前に造成地を整備することに似ています。物理フォーマットを行なうとHDD上のデータは完全に消去されてしまうため、復旧することはできません。HDDは出荷時に物理フォーマットが行なわれているため、ユーザが物理フォーマットを行なう必要はありませんが、セキュリティの問題などによりデータが読み出せないよう物理フォーマットを行ないたい場合には、物理フォーマットツールを利用します。基本的にHDDで物理フォーマットは一度行なえばよく、後はオペレーティングシステムに合わせて論理フォーマットを行ないます。
論理フォーマットとは、オペレーティングシステムで利用できるようにパーティションなどを設定し、ファイルシステムの領域を構築することです。宅地ごとに整理する感じです。論理フォーマットツールは、オペレーティングシステムにより標準で提供されていますが、HDDメーカーなどからも提供されてます。メーカーによっては強力な物理フォーマット機能を備えたツールまで提供しており、私たちユーザーが個人レベルで行なえるHDD復旧対策としてはもっとも「切り札」となり得る対策の1つです。
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